バネリストのひとりごと MADE IN 超JAPAN.

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1.0mm×0.02mmの安定術

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え~何を作るか秘密です。内緒なんです!
と言いましても、実は当社では内製いたしません。ゴメンナサイ!!!これをとあるバネ会社に送り、そこで未知なるトライが始まるのです。材料は富士発条得意?の平線であります。当然四角いワイヤーなのですが丸線をローラーでつぶして製作するらしいのですが、情けないことにその製作現場を見たことがありません。
丸線でさえ特有の規則的なワイヤーの癖があるのですが、それを癖のあるままつぶすものですから、非常に複雑な目では見えない癖が異径線には存在します。
画像は材料を送り出すフィードロールと呼ばれるものです。通常のバネを巻くときのフィードロールには概ね半丸の材料径に合わせた溝が入っています。ロールには材料を的確に送り出す役目を担っているため、製作時にはあらゆる箇所に±1000分の5mmの公差が付けられ超正確に製作されていないといけません。当社におきましても、長年信用のおけるツール製作会社とお付き合いさせていただいており、このような加工公差が要望可能となっています。
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これがフィードロールに掘られた幅1.000mm深さ0.020mmのワイヤー溝です。もちろん公差±1000分の5mm内でバッチリです。材料が1.000mm×0.050mmなのに何故深さが0.020mmなのか・・・???
当然、上下のロールで的確なロール圧力(この圧力が製品の完成度を大きく左右します)で挟む訳なので溝深さ0.020mmに対して残りの0.030mm分を上の平ロールでクランプするわけです。上のロールも溝付きであると、溝同士を合わせるのに手間がかかってしまいます。狂っているともともと癖の悪い材料が更に最悪な状態へと導かれてしまい、出来上がりの製品の形状に著しく影響を与えてしまうのは言うまでもありません。このツールを使うセットマンの方は、相当な実力者と思います。そしてチャレンジ精神も見習うべきであります。
まだ材料も見ていない状況でいったいどんな品物が出来あがるのか興味深々です。
完製品が出来あがり、公開可能となりました折には当ブログにて紹介させていただきます。
お楽しみに!

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by banelist | 2013-01-23 13:34 | 技術