バネリストのひとりごと MADE IN 超JAPAN. | |||||||||||||
いよいよ盛夏に入って行く前に、常に回りっぱなしのモーターがついている研磨機やエアコンなどの、消費電力の再チェックに保安協会さんから来ていただきました。モーターなどは負荷によって消費電力も変わるので、結構把握しにくいものです。 当社のデマンドにおいては守口管内でトップを争う、優良企業らしいのでこの夏もバッチリ他社様の模範になるよう努力は惜しみません。 この優れモノの機械はリアルタイムで測定できるパワーメーターです。僕らにとっては使い方がとても難しそうでチンプンカンプンです。この研磨機はカタログ値では使用電力は3.7kwになっていますが、3.7kwモーターが2つとワークテーブル用のモーターが計3つ稼動して、パワーメーターの値は3.9kwになっています。素人では10kw近く出るのかと思いましたが、さほどではなさそうです。 このように古い機械などや、エアコンの送風時と冷房時の違いな沢山データ化していただきました。 これでだいたいどれを使えば、これを切ればこうなるというのが、だんだん見えてきました。 さて今夏はデマンド目標57kw、限界62kwとかなり富士発条に対して攻撃的な設定値で迫られています。 これは世間一般の節電やら原発がどうのこうのの問題ではありません。管内の他社様の模範となるべくの試練なのです。 ただし他でも申し上げていますが、夏が過ぎればただの笑い話で終わるのです。この3ヶ月間をどう笑い話にするかが節電の本意ではなかろうかと肝に命じました。 #
by banelist
| 2012-07-06 14:42
| 節電
いよいよホームページのトップでも宣言している省エネモーターの交換が始まりました。早く作業せねば夏の節電終わっちゃうよ!・・・というわけです。(^_^;) 右上画像、旧モーターと取り付け寸法は同じなので、サントカーを使ってすんなり作業は終わりと思いきや、プーリーのキーの厚みが少し変更が必要でした。 左上画像では5台のモーターが出番を待っていますが、今回の節電モーターは4台です。1台は普通のもので前回別の研磨機を交換した時、下を入れ替えたので今回は上を交換です。 ecoモーターでなくとも、40年位前のものと比べるとぜんぜんスムーズさが違います。何はともあれ静かなのです!これだけでも精神的に価値大ですね。よく今まで永きにわたり故障せず回ったものだと、昔のMade in japan製の凄さが改めて身にしみました。 で、話題をecoモーターに戻してステンレス製、太物バネの端面処理工程は一日中、何日間も研磨機が連続稼働します。しかも砥石用に3.7kwモーターが4台!そのため真っ先に交換の必要があったのです。 ちなみに砥石用に4台ですが、ワークテーブル用に1台、集塵機に1台、計6台回りっぱなしというわけで、デマンドを何日間にもわたって攻撃してくるわけです。これがなければ涼しいエアコンが一台動くのに・・・まぁ会社なのでお金儲けが一番ですけどね。(^_^;) 左画像は4台のモーターが取り付け完了したところです。機械があまりに古いので奇麗な色のところがモーターです。真上向きと真下向きにそれぞれ2台ついています。こう見ると研磨屑を吸い出すパイプなどの配置が何かSF的イメージもあるなと、今気づきました。 左側が粗削り部分で、右が仕上げ削りです。しかしステンレス太物ではこれを数回通すわけなので、その間に砥石のドレッシングも有りでスゴイ手間なんですよ。バネの単価に本当に影響してしまうんです。ごめんなさい。m(__)m #
by banelist
| 2012-06-29 17:09
| 節電
6月25日と28日は読売新聞大阪本社様の取材がありました。 当然旬真っ盛りの節電についてです。本日取材に来られた記者様は編集局写真部所属の方で、画像の質に大変拘られておられました。何やら上司の方も相当厳しいとか! 御自身も相当の汗かきだとかで、水をかぶったような状況下での撮影です。 今まで色んな取材を受けてきましたが、今回は少し違います。基本的な節電活動の水面下を探るような感じでした。 画像はMy扇風機です。場所場所に扇風機があるのではなく、My扇風機を持ってまわります。 目に見える節電よりも、それにまつわるエピソードなどを重視され、愉快さも加味されてました。 プラス画像がアートでなくてはならない!のがやはりプロ中のプロ! これがもし昔のフィルムカメラだったらどうでしょうか?その場で画像確認もできないし、大変極まりないですよね。 新聞に掲載されるのは膨大な中の1枚なんです。選ぶだけでもとんでもない労力ですね。 画像は3代目、デマンド監視装置越しに猛暑の現場で涼しく仕事をする若手社員です。 物は動かないのでまだいいのですが、問題は被写体の顔の一瞬の表情らしいです。 こちらも俳優(笑)であるはずないので、回数で勝負です。若い子が頑張ってくれましたよ。しかし年齢が若い故に暑苦しさがないのが新聞にどう表現されるか興味心身ですね。 見るからに暑苦しい肥満な私たちからみると、非っ常~に羨ましいかぎりです。 去年までは汗かきの天才が営業におりましたので、汗系の取材では重宝しておりましたが・・・(^_^;) 画像は職場を細かくしかも天井を低くすることで、解放感は犠牲なりつつもエアコンの効きを最大限に生かす工夫です。 #
by banelist
| 2012-06-29 11:01
| 取材
6月8日、天候に危ぶまれた中、ISOがらみの避難訓練を実施しました。 やりましただけではダメなので避難所要時間なども記録して、ISO活動内容にファイルしております。 その記録の一貫としてこのブログも役立つわけでして、ホームページからもリンクさせております。 では避難訓練を始めます。今回は火の気のないところですが、長時間モーターが廻り続ける第2バレル研磨室からの出火です。 まず第一発見者のN常務の出火確認からストップウォッチが押されます。 最寄りの火災報知機に向かい迷わずボタンを押します。それまでにも付近への出火避難呼びかけは欠かせません。 この最寄りが実際の場合に把握できているかが問題ですね。 特に若い方は訓練終了後、火災報知機と消火器設置場所巡りを毎年行っています。 このエリアは富士発条最深部なので、表に避難するまでに2班に分かれ1階と2階に避難命令を伝達し、事務所にて火災の発生場所、種類、初期消火班の出動要請などを行います。後の画像にありますがここで同時に消防署への通報も行われます。 火災報知機のけたたましいベルの音とともに、初期消火班が出動します。 先に避難した社員とは違い、会社を守るために火災に立ち向かう使命を帯びて、勇敢に消火にあたります。 もしこれで消化できれば被害は最小限で治まりますので、効果絶大です。・・・が、爆発が懸念される時などは隊長の判断に託されます。 初期消火班に任命されている者が、消火器を持って超迅速に集まりました。今ここで再度消火器の使用方法など確認します。 初期消火はこれ以上無理の判断も隊長の判断です。 このあと初期消火班も自分自身の命を守るべく瞬時に避難いたします。 先ほどの同時の消防署連絡です。もちろん台詞を見ながらです。 本番こそ台詞が必要ですよね。なかなかスラスラ言えるものではありません。当社ではこの通報を誰でもできるよう訓練していく方針です。 まずこの台詞どこにあるかですね。壁に張るなどしても損はないと思います。 、というか119番押せるだろうか??? 反省会です。いろいろ意見が飛び交います。毎年実施しても、反省点がでてきます。 そりゃ、本当に火事が起きていないのだから無理はないと思いますけど・・・ まだまだ慌てずにタイムは短縮できるはずです。 最低3回は繰り返し訓練します。蒸し暑いので結構バテ気味の社員もちらほら・・・ 実際の火事で暑い寒いは言ってられないんですが、やはりこの日は暑かったですね。 反省会でも出ましたが通路の確保が不十分です。 我先となった場合は避難は出来ても、足元の製品で転んで怪我をしてしまいますね。重要な改善点です。 もしも逃げ遅れて煙が充満した場合に、匍匐(ほふく)前進の妨げにもなります。 またバネや金属類が落ちていても怪我のもととなりそうです。 こういう時こそ日ごろの掃除が効いてきますね。 通報係が代ります。 同じ台詞を読んでいても、人それぞれ個性があるのはこういう時に不謹慎ですが楽しいものです。 ボヤボヤしていると、事務所の人間も初期消火と避難で誰もいなくなり取り残されそうです。必要事項をしっかり消防署に伝達し自分の命を最大限に守らなければならないのは当然です。 わざわざ事務所内で通報せずとも、外で携帯電話のほうがいいかもですね。 まだまだ余裕の表情で走ってくるので、もっとタイムは短くなりそうです。 とは申しましても、足の速いものが一人で早く周りの物を追い越して避難するのも、考えてみれば危ない限りです。 やはり協調が何よりも大事なのです。 2:42:91!本日の最高ラップです去年とはどうだったか、あとで調べてみます。 ボヤから始まる火事ならばこのタイムで十分でしょうが、これがもし爆発だったら・・・ すべては想定外です。本当に恐ろしい限りです。 当社にもアセチレンと酸素のボンベがあるので注意が必要です。消防署の防災セミナーでは、避難する場合はボンベを開いて避難というのがありました。 今回はこの件に関して、完全に意識が無かったのは重大な反省点です。 終わりに社長よりの総評です。 もし火災が社屋中央で起きていたらの声に、裏口避難も想定しなければなりません。その場合どこに集まるかというのを、若い社員を中心に実際に街中を歩いて確認しました。 この場合、携帯電話が最大の通信手段になりえるだろうと思いますが、代表して誰かが口頭で無事避難完了を告げに行くのも必要でしょう。 これからも課題の多い富士発条避難訓練ですが、読者の皆様にもどうか御指導、御指摘、宜しく御願い致します。 #
by banelist
| 2012-06-11 09:30
| 報告
当社では巨大部門に入るイングリッシュフック引きバネです。 線径8mmで製作されています。このようなバネも設計から賜っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。 宣伝はこれくらいにして、私が魅かれるのは、このフックであります。何と優雅な曲線であることか!もはや金属ではない、金属と思いたくない「嗜み」と申しましょうか、「舞い」こそ相応しい出来栄えであります。 分子レベルではそうとう材料にストレスがかかっていると思われますが、それを一切感じさせない淫媚なまでの美しさが見るものを圧倒します。 魂の営みさえを感じてしまうこのバネのフックには、精霊が宿っているようです。 #
by banelist
| 2012-06-06 14:31
| 技術
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